今回の授業は、梅澤典雄設計事務所代表の梅澤典雄氏が講師を務めました。
午前中の講義では、建築士(大学では木造を教えないので、木造に関して素養のない建築士が多い)と大工の関わり方、また、本当のエコロジーとはどういうことか、建築士や大工に何が求められているか、などについて話されました。
午後は、演習1として、薄美濃紙を使って、高さ50cmの構造物を自立させるという問題。受講生は、とまどいながらも問題解決に頭をひねりました。演習2では、災害時の仮設住宅地に、木造で集会場を設計するという課題。『敷地内に桜の古木が残っている』という設定を条件に加え、2グループに分かれて演習開始。2グループごと、それぞれ批評し合いながら、設計に必要な理念に磨きをかけました。
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6月23日の授業 「木造構造計画1,2」
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第16回公開講座のお知らせ