午前は信州木造住宅協会事務局長の佐野 佳孝氏による「住宅の性能計画」の講義で,長期優良住宅を中心とした講義でした。
日本の住宅平均寿命は、イギリスが141年、フランスが86年など諸外国と比べても26年と短いことから、いい家を作り、しっかり管理し、長く大切に使う目的で「長期優良住宅普及促進法」が2009年6月に施行。国内で生産された国産材を使用した長期優良住宅の普及を図っていることを学びました。
『長期優良住宅』の概要や技術基準、税制優遇、取得支援優遇策等のメリットがあること。また『長期優良住宅』の技術審査の4項目についての住宅型式性能認定をチェックシートに基づきクリアすることが求められることも学習しました。
午後は当校のコーディネーターも務める秋山 恒夫講師より「伝統の知恵を生かした住宅環境計画」の講義でした。
東日本大震災から地球規模での地震メカニズムを認識しておくことが必要だということや建築基準法は最低基準を求めていると解釈すべきであるということ。長期優良住宅は10項目のうち耐震性、省エネルギー性が重点項目といえ、建築環境総合性能システムCASBEEは建築物を環境性能で評価格付け、S・A・B+・B-・Cランクと5段階評価となることなどを学びました。
また「京都議定書」では2020年までにCO2を25%削減と国際公約していることから、4月から民生部門でもCO2削減が完全施行され、改正省エネ法が全住宅への義務化により、ビジネスチャンスとなっていることも学びました。
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