今回は前回6月25日に引き続いて山田憲明構造設計事務所代表の山田憲明氏よる「木造構造計画3・4」の講義でした。
建築基準法上の構造法令の基礎知識として①在来軸組立法②大断面木造その他壁量規定によらない軸組工法等③枠組壁工法、接着パネルを用いたパネル工法④丸太組工法
⑤今後法令化される見込みの伝統構法を学びました。木造建築物の構造計算法では大別すると7種類①壁量計算②許容応力度計算③許容応力度計算等計算④保有水平耐
力計算⑤限界耐力計算⑥エネルギー法による計算⑦時刻歴応答計算があり、構造計算の高度さは①は低く⑦になるほどは高く、また設計の自由度は①は低く⑦になるほど高くなるこ
とを学びました。又、地震(風)に耐えるための構造と計算の基礎知識を先生が携わってこられた大洲城天守閣、福井城御廊下橋、瑞源寺本堂、東北大学大学院環境科学科エコ
ラボ等の復元修復実例を紹介され、計算の基礎知識を学習いたしました。
午後はそれらを基にパスタを用いた、20×20×5cmのフレーム製作を行い、バケツ200gに水の重り100gを追加していく載荷実験を行いました。
作品ごとに人気度(見栄え等)、自重、強度、変形した時の重さを測定、点数化(強度+変形時重さ÷自重)して順位を競いました。
強度には2880gから400g開きがあったものの変形時の重さは12gから50gとなり、耐震についての構造知識を具体的に学びました。
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