当校の非常勤講師を務め、(株)山田憲明構造設計事務所代表取締役の山田憲明氏が、第7回日本構造デザイン賞を受賞されました。
日本構造デザイン賞は、「松井源吾賞」を継承する形で2006年に発足した表彰システムです。構造設計者の優れた業績に対して、社会評価が行われる機会の少ない状況を改善しようと、1990年に設立された「松井源吾賞」は、終結までの15年間に31名の受賞者を数え、構造家の業績に対する社会的評価の向上に大きな貢献をしました。
このような、社会的に有意義な賞が途絶することを惜しんだ松井源吾賞の受賞者達が、松井教授の遺志を継承して設立したのが、「日本構造デザイン賞」です。毎年の応募者(自薦、他薦)の中から、作品賞の受賞者を選考し、表彰します。 (「日本構造家倶楽部 JSDC」のホームページより)
その7回目を迎える今年度の受賞者の一人に、山田憲明氏が選ばれました。
受賞作品は、「東北大学大学院 環境科学研究科 エコラボ」です。
エコラボは、「環境省エコハウスプロジェクト」を推進すべく、環境科学研究科のシンボルとして建設された木造2階建ての研究・教育施設です。
3.11 東北地方太平洋沖地震では震度6強の揺れが襲い、キャンパス内施設の多くが大きな被害を受ける中、エコラボはユラユラと揺れてガラス1枚割れることなく耐え、地震後は大学の震災対策本部が置かれるなど十分に機能しました。
詳しくは、下記資料をご覧ください。
山田講師が担当した授業の様子は以下をご覧ください。