前回に引き続いて、牧野瀧社の修復現場での授業で、破風板の取り付け作業を中心とした授業を行いました。
三浦保男講師と小口武一指導員が大まかに刻んだ破風板と破風板先端の飾り図による、当日の作業工程の説明があったのち作業に入りました。
規矩術授業で制作した破風型板に現存の社のたる木位置などを書き込み、それを加工する作業と破風板への刻みと彫刻を施す作業に分かれて授業が進みました。
破風板への飾り彫刻の作業は初めての受講生も多く、彫り過ぎないよう慎重に行っていました。4本の破風板の加工作業が一段落したところで社屋根への取り付けとなり、社前面に備え付けられると一同感嘆の声が出る程、趣きさが増していました。南側2本の破風板取り付けは次回授業となり、授業を終了しました。
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9月8日の授業「総合施工実習11・12(現地)」
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平成24年度 信州伝統大工2級技能評価試験の実施について