午前中は「木造生産経営1」として、藤森久弘講師より,大工手間部位別単価方式を活用して、大工職人の技能をどうコスト面に反映させていくかを学びました。
経験してきた実習授業等の中から、2級実技試験の製作課題と牧野瀧社の修復工事の見積りをしました。まず、大工職人の人数と作業時間などを把握することから始め、単価計算書を作成しました。
この方式を活用する目的は建築コストを正確に把握するためでもありますが、大工職人の施工技能の向上、施工改善への意欲を高めることが最大の目的であることを学びました。
午後は9月22日に引き続いての授業でした。川又健講師と職人学校OBで講師補助をお願いしている柳澤勝明氏(諏訪建労)、片井健児氏(佐久建労)により、1級実技試験練習として、原寸図作成と木ごしらえ、墨付け作業などの授業でした。
信州伝統大工1級実技試験で作成された作品を分解して、試験当日はどのように加工作業を進めたらよいか2人の先輩からもアドバイスをいただきながら、1級実技試験の材料が配布されたこともあり、自宅での演習作業と合わせ試験当日の手順を確認しました。