信州職人学校テキスト「世界の木造架構と建築の文化」の執筆者で、ものづくり大学名誉教授の太田邦夫先生による「魅惑の木造建築を訪ねる旅」が下記のような要領で開催されます。現在、参加者を募集しています。このツアーは、建築を専門としていない方でも楽しめる内容となっており、来年、再来年も実施するとのことです。
後段には、太田先生からのあいさつも掲載していますので、あわせてご覧ください。
記
1.日時:2013年9月6日(金)~18日(木)
2.行き先:ハンガリー、ルーマニア、ウクライナ、スロヴァキア、ポーランド
3.旅行代金: おひとり 548,000円(成田空港旅客サービス施設使用料、現地空港税、燃油サーチャージは除く)
4.申込み先:(株)セブンカルチャーネットワーク ツアーサービス部
電話:03-6238-3085
5.締切:4月下旬
6.その他:詳しくは案内および行程マップをご覧ください。
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ヨーロッパ木造建築ツアー再開についてのご挨拶
新しい年を迎えられて、皆様ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、私事になりますが、近年の秋から久しぶりにヨーロッパの木造建築を巡る旅を再開することになりました。1984年から1997年まで木造建築研究フォラムの企画として通算9回の木造建築の旅を試み、なんとか毎回無事にその目的を達することができましたのも、皆様からの暖かいご支援とご協力によるものと感謝しております。
そこで、本年は拙書「木のヨーロッパ―建築と街歩き資料集」が彰国社から発刊されることもありますので、この機会に装い新たな旅をまた始めることにいたしました。この本は、ヨーロッパのイギリスからブルガリアに至るまで、一回に2週間から20日ほどの旅を12回すれば、どのように素敵な木造建築や木造の街並みに巡り合えるか、その案内書の役割をすこしでも果たすように書こうとしたものです。しかし、私の怠慢もあってその準備にほぼ12年の歳月を費やしてしまいました。したがって、それが実際にどの程度お役にたてるのかが今後は試されるわけで、私も精一杯ご案内いたしたく思っています。
今回からの旅は、1970年から30年以上も私どもの旅の世話をしていただいた和田五十雄さんとそのお仲間のご尽力で実現されようとしています。そのお陰で、よそのツアーでは絶対できない内容を贅沢に盛り込んだ素敵な旅のコースになりました。また、今回からこの旅のシリーズは建築関連の団体の会員だけでなく、私的なネットワークを通じての開かれた参加者募集の形式となりました。そのため、建築をご専門とされていない方でも存分に旅が楽しめるよう、細かい配慮が施されています。私も自信をもってお薦めできる内容ですので、皆様のご参加を心からお待ちしております。
なを、本年はご都合がつかない方でも来年ならいかがと思い、2014年と2015年に開催を予定している旅のコースも添えておきましたので、どうかご覧ください。
突然ご案内を差し上げるかたちになる場合もあるかとは存じますが、以上の経緯をご理解いただき、失礼の段どうかお許し下さるようお願いいたします。
これからはまだまだ寒さも続くようですので、くれぐれもご自愛いただけるようお祈りしています。
2013年1月吉日
太田邦夫
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