午前は、長野県林業総合大学校の武井富喜雄先生を講師に迎え、「木造材料1」の講義でした。
アメリカ、カナダ中心の北米材、スウェーデン中心の北欧材などの外国産材の現状を知り、木材は辺材(白太)と心材(赤身)で構成され、カラマツ、エゾマツ、ヒノキ、トウヒ、スギ等それぞれの樹種の年輪幅、樹脂道(ヤニ)、水の浸透性、耐朽性などから木材に特性があることを学びました。
午後の宮澤郁夫信州職人学校講師による「基本工作実習1」の授業は、墨刺しの作成と通し柱仕口の引張試験の準備をしました。
大工道具の一つである墨刺しは、常にシャープな線を引くためにも大工自身が手作りし、手入れを必要とすることから、授業では、墨刺しの穂先となる竹の先端部分をノミで細かく割ったり、木槌などで叩いてつぶしたりして、自分の大工道具の一つとして作品を完成させました。