午前中は、信州大学名誉教授の吉澤孝和講師による「信州の地盤・地形図の判読による地盤条件の推定法」の授業でした。
各地の地盤については、地図記号や等高線や地名などに着目する「地形図の判読」が大切で、対象となる現場の地形の水の動き、土砂の移動、地殻変動、火山活動などの大自然の作用を受けて、どのような経過で形成されて、近い将来の地形変化に対して、どのような自然災害が関与するのかということについて演習を通して、地形図を読み取り、推定することを学びました。
午後は、第20回公開講座「世界の木造架構と建築の文化」でした。
講師には、太田邦夫建築設計室を主宰し、東洋大学・ものづくり大学名誉教授、工学博士の太田邦夫氏をお招きしました。
今回は海外の木造建築に視点を向け、太田先生がヨーロッパや東南アジア等を訪れ、実際に現地調査した木造架構の紹介があり、太田先生に執筆いただいた信州職人学校テキスト「世界の木造架構と建築」を資料に講演いただきました。信州には優れた木造建築が多数あるので職人学校で学ぶ意義は大いにあると力強いエールを贈っていただきました。
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7月13日の授業「信州の建築」・「伝統建築研究」