本日は、前週までの授業で、受講生各自が受け持ちをして完成させた試験体の「通し柱仕口」と「柱頭柱接合部」の引っ張り試験、「継手」の曲げ試験の授業でした。
当日は職人学校OB・講師の方々7名も参加し、塩尻市にある長野県林業総合林業センターで行いました。
林業総合センター職員の方々に機械操作して頂いきながら、変位(mm)、加重(KN)の数値を解説して頂きました。
作成した試験体は通し柱仕口(雇いホゾ・込栓、雇いホゾ・車知栓、小胴付き小根ホゾ・車知栓)の3体と柱頭柱脚接合部(長ホゾ差し・込栓角打ちなど3種、短ホゾ差し金物打ち、羽子板かんざしボルト留め、ホゾ鼻栓締・胴付)の6体を引っ張り試験をし、継ぎ手(追掛け大栓、金輪、尻挟み、腰かけ鎌)の4体を曲げ試験を行いました。
また、試験後の試験体が変位した状態を分解し、改めて手刻みの素晴らしさを学び、確認しました。
この試験体13個の強度を受講生があらかじめ予想しましたが、ピタリ賞はなく、片井職人学校講師の総合的判断で最も近い予想をされた橘さんに記念品が贈られていました。
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