本日は、山田憲明構造設計事務所代表の山田憲明氏を講師に迎えて、木造構造力学の学習をしました。
山田講師が携わって、ものづくり日本大賞及び国土技術開発開発賞最優秀賞を受賞された、「伝統構法による大規模天守(大洲城天守)の復元技術」、日本構造デザイン賞を受賞された、「東北大学エコラブ」などの建造物の例から、構造計画(素材・接合・かたち)の基礎知識、スパンを飛ばすための構造(曲げ応力とたわみを考慮)、構造計算(加重計算・剛性計算・応力・変形計算・断面計算)の基本を学びました。
受講生は普段なじみの薄い木造構造力学を山田講師の分かりやすい講義により、理解を深めました。
後半は、「パスタブリッジ」を制作して、強度について学びました。
各自が作成した作品の自重を量り、見映え投票で順位を決めて、ペットボトル(500g、400g、200gの水)をバケツに入れて、破壊・変形するまでの耐荷重を計測、強度を競いました。その実験結果から、山田講師より補強ポイント等の講評をいただきました。
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