当日前半は、先週に引き続き、三浦保男講師と信州職人学校OBで講師補助を務める高野実さんと小坂岳史さんによる「木造構造実験2・3(フレーム制作)」の授業でした。それぞれ2班に分かれて、二方差し口・引き独鈷仕口・片寄せ蟻仕口・格子組仕口等を設計図面の読み方や刻み方に苦労しながらも作品を完成させ、仮組みをしました。
授業中には、昨年も見学に訪れた、松本技術専門校の建築士を目指す生徒さんが今年もお見えになり,受講生と懇談をしました。
後半は、信州職人学校テキスト「新伝統構法の紹介」から、伝統構法と在来工法の実験結果から、伝統的な工法が在来工法よりも大きな揺れに対しても耐震性能を保持していると解説があり、新伝統構法とは、現代の構造力学により改良された伝統工法であることも学びました。