当日は、述べ2日間にわたって、伝統構法によって制作した試験体2体の強度、耐震性能の実験日でした。
県林業総合センター(塩尻市)で、一旦解体された試験体を組立てる作業から始めました。組立てが完了すると受講生全員で力を合わせ大型機械への備え付けです。
三浦保男講師、講師補助である三浦利樹さん、高野実さん、小坂岳史さんと他の講師の方々、組合員の方など7名も参加して、林業センター職員の方に機械操作をしてもらいながら、変位㎜、加重KNの数値を解読して頂き、その都度、グラフに記入していきました。
引っ張り、押しの試験が始まると試験体は、「ギシ」とか「バリ」という音を立てながら、徐々に変形していきました。実験終了後は試験体の全体的な破損状況について、全員で確認し合いました。
この試験体の構造は、「在来工法よりも強度は優れています」との講評を頂き、新伝統構法の良さを改めて学び自信を持ちました。
← 前の記事
6月14日の授業「木造構造実験2・3(フレーム制作)」