18日と19日の授業は、片井英治講師、宮澤郁夫講師と講師補助の山本雄司さんと牛山宗孝さんによる総合施工実習の総まとめ「建て方と上棟式」の授業でした。
片井英治講師から、18日は仮組み、破風削り、棟木・格子削り仕上げの3班に分けて実習に入り、19日は「鞘堂」を完成させ、実習授業を締めくくりたいと工程の説明があり、作業に入りました。
格子の組立て作業では、納まらないところもあり、何回も削り直すなど微調整しながら組み込む場面も見られました。
本格的に建て方が始まった19日10時頃には、報道各社の取材を受けながらの実習授業となり、受講生は普段の授業とは違う緊張感漂う雰囲気の中作業を進めていました。
「鞘堂」の骨組みが完成したところで、宮澤郁夫講師から、大工職人による上棟式についての講義を受けました。そして、受講生の中から、棟梁役に池上哲二さん、槌打ち役に牧内義治さん、大蔵栄さんが選ばれ、完成した「鞘堂」の前で上棟式の実践を行いました。