飯下建設産業労働組合連合会のホームページ

　昨今の経済不況下に、東日本大震災の影響による建材不足が重なり、建設業界は大きな被害を受け、裾野が広いこの業界では、これから社会全体に悪影響を及ぼすのではないかと懸念されます。元々若い入職者が減少傾向で、現場の高齢化や人材不足であったところに、今後は雇用悪化が加わって、何年か後には「ものづくり」の担い手がいなくなってしまうことが危惧され、早い段階から人材の確保をしていくことが急務となってきています。
　当センターは、就職、進学について考えはじめる中学校の段階で、建設技能者による加工技術指導を行ない、「ものづくり」に対し興味を持ってもらうことはもちろん、キャリア教育への積極的な支援をし、円滑な就職・進学に向けた環境整備も支援していくことを目的として、平成23年４月に設立した国の認定団体です。

　→本会による平成22年度までの学校木工教室等の様子（技術紹介のページ）

飯田市立竜峡中学校では６月２７日（月）に１年生２クラス２時間、鉋削りの指導にあたりました。

鉋の仕組みや刃の出し方を講師が説明し、まずは実演しました。

先生から「薄くて、長くて、幅のある鉋屑を出してみよう」と目標が発表されていた鉋屑が講師の手により削りだされると「お～っ！」との歓声が。

その後は生徒さんの体験に移り「薄くて、長くて、幅のある鉋屑」に挑戦しました。

始めはうまくいかなかった生徒さんも講師の指導でメキメキ上達し、きれいな鉋屑を出すことができました。

皆夢中になるあまり、たくさんの鉋屑がでてしまいましたが、キャンプファイヤの着火材にするとのことで、無駄にならなくて一安心です。

７月１２日（火）と１３日（水）には松川中学校（下伊那郡松川町）で木工の実演、体験指導を行ないました。

松川中学校では、１クラスに２時間を使い、１時間目を鉋削りの実演と体験、その後、木材をノコギリ引きし、釘を使って、自由工作を体験しました。

小物入れを作る生徒から、とても奇抜なものを作る生徒まで様々。講師もその想像力の豊かさに関心していました。

後半は釘とげんのう（金槌）を使って組み立てに移り、仕上げには、塗装工より指導を行ない、天然塗料をハケで塗り上げました。

塗装をしてみると、薄く白かった木材が透明な飴色に変わっていき、みんな大喜び。

乾燥してできあがれば、家に持ち帰って自慢できる立派な工作物になりました。

7月14日（木）緑ヶ丘中学校鉋削実演指導、体験	9月6日（火）旭ヶ丘中学校鉋削実演組立て補助
9月12日（月）喬木中学校げんのう指導本立組立補助	9月16日（金）飯田東中学校組立補助鉋削実演指導、体験
11月10日（木）鼎中学校鉋削実演指導、体験	11月28日（月）高陵中学校鋸、鉋指導、補助
12月6日（火）豊丘中学校鋸引き指導、体験	12月15日（木） 12月16日（金）豊丘中学校鋸引き指導、体験
1月20日（金）竜東中学校鉋削実演指導、体験	1月26日（木）下條中学校鉋削実演指導、体験

6月13日（水）竜峡中学校鉋削実演指導、体験	7月2日（月）松川中学校組立補助鉋鋸実演指導、体験
7月11日（水）飯田西中学校鉋削実演指導、体験	7月12日（木）鼎中学校鉋削実演指導、体験
7月19日（木） 2月6日（水）緑ヶ丘中学校鉋削実演指導、体験	8月27日（月） 8月28日（火）豊丘中学校鋸引き指導、体験
9月14日（金）飯田東中学校組立補助鉋削実演指導、体験	9月18日（火）喬木中学校げんのう指導本立組立補助
12月3日（月）高陵中学校鋸引き鉋削り指導組立補助	12月5日（水）竜東中学校鋸引き実演指導体験
12月6日（木）旭ヶ丘中学校鋸引き実演指導体験	1月25日（金）下條中学校鉋削実演指導、体験

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