長野県建設国民健康保険組合(略称=長建国保)は国民健康保険法に基づく公法人で、長野県知事の認可を受けて昭和45年8月1日に設立されました。
昭和45年、それまで建設職人が加入していた「日雇健康保険の擬制適用の廃止」が決定し、このままでは建設職人の医療が保障されなくなることから、戦後一貫して建設職人の社会保障に力を注いできた建設労組の組合員が中心となって設立された、建設労働者とその家族の健康を守るための国民健康保険組合です。
長建国保は国や県の指導を受けて運営していますが、事業計画や予算の決定等はすべて組合員の代表が行っています。組合員が自分たちでつくり、育て、守ってきた自主運営の組織だからこそ、設立以来、保険料の100%徴収や被保険者による医療費の節約、レセプト点検や第三者行為等求償の強化など健全運営に努めています。
建設業に従事する仲間は、病気やけがで仕事ができなくなれば即収入の道が断たれてしまいます。
長建国保は「病気の時くらい安心して医者にかかりたい」という仲間の希望に応えるよう、公営国保にはない傷病手当金や、組合員の医療費自己負担を軽減する療養付加金制度などを独自の給付としてつくり、建設業に従事する仲間と家族の暮らしを守っています。